CISSPの難易度は高い?偏差値70の壁と情報処理安全確保支援士など他資格との違いを徹底比較

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筆者名:城咲子(じょう せきこ)

情報システム部でセキュリティを担当している城咲子です。セキュリティに関する情報や日常の出来事(グチやボヤキ笑)などを発信していきます。(情報処理安全確保支援士/登録セキスペ/CISSP)

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  • 最小権限の原則
  • 測定できなければ管理できない!
  • 失敗する可能性のあるものは、いずれ失敗する。

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はじめに:CISSPは本当に「偏差値70」の壁なのか?

情報セキュリティの道を志す者なら誰もが耳にする「CISSPは最難関」という言葉。しかし、その「難しさ」の正体は、意外と知られていません。

「合格率は?」「勉強時間はどのくらい?」「国内最難関の"登録セキスペ"と比べて、実際どっちが難しいの?」

この記事では、CISSPと登録セキスペのダブルライセンスホルダーである私が、これらの疑問に完全回答します。単なる感想ではなく、具体的なデータと多角的な比較から、CISSPの難易度の本質を徹底的に解剖します。この記事を読めば、あなたがこの最高峰の山に挑むべきか、その覚悟が決まるはずです。

CISSPの難易度を「数値」で見る

まず、CISSPの難易度を客観的な指標で見ていきましょう。

指標 数値・内容
合格点 1000点満点中 700点
合格率 非公開(推定20%前後と言われることも)
勉強時間 一般的に 250~500時間 が目安
偏差値 70以上 に相当すると言われる

合格率が非公開であるため断言はできませんが、要求される勉強時間や合格者の少なさから、大学入試で言えば最難関レベルに位置づけられるのは間違いないでしょう。これは、付け焼き刃の知識では到底太刀打ちできない、手強い試験であることを示しています。

【徹底比較】他の主要資格と何が違うのか?

CISSPの立ち位置をより明確にするため、他の資格と比較します。

国内王者 vs グローバル標準:「情報処理安全確保支援士」との頂上決戦

最も比較されるのが、国内最難関の国家資格「情報処理安全確保支援士(登録セキスペ)」です。

比較項目 (ISC)² CISSP 情報処理安全確保支援士 (SC)
戦う舞台 グローバル 日本国内
問われる視点 経営者・管理者の視点(リスク管理) 技術者の視点(実装・対策)
知識の性質 広く、体系的(マネジメント中心) 深く、専門的(技術中心)
最大の壁 5年間の実務経験CISSPマインドセット 記述式の午後Ⅱ論文問題
どちらが難しい? マネジメント経験や英語力が問われる点で難しい 深い技術理解と日本語の論述力が問われる点で難しい

結論:難しさの種類が全く異なります。 私の経験上、技術的な深掘りでは支援士、ビジネスと関連付けた概念の理解と応用力ではCISSPに軍配が上がります。どちらが上ということではなく、目指すキャリアによって価値が変わる資格です。

マネジメント系資格:「CISM」「CISA」との違い

ISACAが提供するCISM(公認情報セキュリティマネージャー)やCISA(公認情報システム監査人)も、ハイレベルな国際資格です。

  • CISM/CISA: 「マネジメント」「監査」という特定分野のスペシャリスト
  • CISSP: マネジメントや監査も含む、8ドメイン全てを網羅するジェネラリストの頂点

そのため、知識体系の広さ(網羅性)において、CISSPはこれらの資格を上回る難易度とされています。

CISSPはなぜこれほど難しいのか? 4つの本質的な理由

CISSPの難易度を構成する、本質的な4つの要因を解説します。

  1. 広大すぎる知識の海(CBK 8ドメイン) 8つのドメインは、それぞれが一つの資格として成立するほどの情報量を持っています。これら全てを学び、ドメインを横断した関係性まで理解する必要があるため、膨大な学習時間が必要です。

  2. 最大の壁「CISSPマインドセット」 試験では「技術的に正しい答え」ではなく、「経営者・管理者の視点で最も適切な答え」を選ぶ思考法が求められます。例えば、「最新のファイアウォールを導入する」という技術的な正解より、「リスクアセスメントを実施し、費用対効果を評価する」という経営的な判断が優先される、といった具合です。この思考の切り替えが、多くの技術者にとって最大の関門となります。

  3. 経験という名の「高い壁」 試験に合格しても、5年以上の実務経験がなければ正式に認定されません。この経験要件が、資格の価値と信頼性を絶対的なものにしています。

  4. 英語力の潜在的な要求 試験は日本語で受けられますが、質の高い学習教材や最新情報は英語で提供されることがほとんどです。英語に抵抗感があると、学習の選択肢が狭まり、難易度が上がると言えるでしょう。


▼この難関を、私はこうして1ヶ月で突破しました

これほど手強いCISSPですが、正しい戦略を立てれば、短期間での合格も不可能ではありません。私が実際にわずか1ヶ月で一発合格した、具体的な勉強法と思考プロセスを以下の記事で全て公開しています。


この挑戦は、誰のためのものか?

これほどの難易度を乗り越えてCISSPを取得すべきなのは、どのような人物でしょうか?

  • セキュリティ部門のマネージャー、リーダー
  • 将来のCISO(最高情報セキュリティ責任者)を目指す人
  • セキュリティコンサルタントとして、経営層に提言したい人

技術のスペシャリストを目指す方からは「実務とかけ離れていて意味がない」という意見も聞かれます。しかし、それはCISSPの価値を測る物差しが違うのかもしれません。


▼「意味ない」と言われる本当の理由

CISSPの真価は、技術の深さではなく、ビジネスを守るための「意思決定能力」にあります。その本質的な価値について、以下の記事でさらに深く考察しています。


まとめ:その「難しさ」こそが、CISSPの価値である

CISSPの難易度は、単なる知識量では測れません。

  • 広範な知識
  • 長年の実務経験
  • 経営的な視点

これら全てを兼ね備えた、真の情報セキュリティプロフェッショナルであることを証明する、世界共通の「信頼の証」です。

その圧倒的な難易度こそが、あなたをその他大勢から一線を画す存在にし、グローバルなキャリアを切り拓くための最強の武器となるのです。挑戦は決して容易ではありませんが、その先にある価値は計り知れません。